四角いパレット

katataka's blog

執筆断念(;_;)

ちょっと最近小説を書き始めていたのですが、全然、ぜーんぜん書き進みません。
今日は15時ころからずっとパソコン前に座っているのですが、まだ原稿用紙5枚程度です。
手書きでなくても、パソコン打ち込みでも、書けないのは書けないんですね。
執筆はやはり高校のヒマなときにやるべきことでした。あきらめます。
あきらめたケジメとして、書いたのを掲載しておきます。
***(タイトル未定)***
 真夜中のコンビニでバイトする人は、怖くないのかなって思う。
 車も滅多に通らないこの場所で、一人店番をするのは不安で仕方ないんじゃないか。煌々と光る蛍光灯の下に並ぶ商品たちが今にも自分に襲いかかってきそうでいつもびくびくしているんじゃないか。そしてたまに訪ねてくるドライバーにすごく親近感を覚えているんじゃないか。
 そのコンビニの駐車場は、長距離トラックが止まれるスペース分、だだっ広かった。車止めのブロックがお尻に冷たい。私はリョウが買ってくれたカップラーメンをすすっていた。ラーメンの端くれが箸の間から逃げ惑う。
 コンビニ前で食べるラーメンがおいしい季節になってきた。ついこの間まで暑くて眠れない夜が続いていたのに、最近は日が暮れると半袖が寒く感じるようになった。
 リョウは私の横で夜空を眺めていた。空は曇っていて、別に星も何も見えなかったが、リョウは夜空を眺めながら、しばらく沈黙していた。
「違うだろ」
 リョウが言った。やわらかい声だった。
 今まで何度も言われたセリフだ。私はそのセリフを聞くために今日もリョウに会いにきたのかもしれない、と思った。
「お前はそいつを嫌いな訳じゃないんだ。ただ、わからないだけなんだ」
 私はカップラーメンに視線を落とした。スープの上を白ごまが渦を描くように、ゆっくりと回っていた。
   ***
 ケータイの目覚ましが鳴った。2回目のメロディーだったが、1回目を消した記憶がなかった。ケータイを充電器から外して、履いているジーンズのポケットに入れた。
 髪をブラシでとく。2ヶ月前にかけたストレートパーマもだんだん落ちてきてブラシが通りにくかった。肩についた抜け毛をつまんで洗面台脇のごみ箱に入れた。
(中略)
 外は昨日と変わらない曇り空だった。家を出るとき傘を持っていった。天気予報は見ていないが、今日は雨が降る予感がした。
 私の仕事先は自宅から電車で3駅のところにある。駅を出て左手にまっすぐ歩くと(中略)
 今日はちょうど8時半に事務所に着いた。郵便受けの中から車のキーを取り出して、裏手の駐車場に向かった。
 車の免許は専門学校にいたときに取った。専門学校を卒業してすぐ今の職場に勤め始め、私が実際に車を運転するようになったのもそのときからだが、まだ1年くらいしか経っていないので駐車のときなどはビクビクする。特に運転するのは職場の車なので、私なりに神経を使っている。
***(断片1)***
 今夜映画行こうって昼休みに送ったメールは、夜になっても返信が来ない。握りしめたストラップの金具がやけに冷たかった。
***(断片2)***
「お前が、自分を中心にしてそいつを見てるんだよ」
「お前が何なのか知らないけど、もっとな、好きになれよ、そいつを」