四角いパレット

katataka's blog

戦力放棄の日本

なんか学生の夏休みって感じの、今日はぐだぐだした1日でした♪

参議院選が近いですね〜! あと1週間です。
そこで今回も(?)政治について述べたいと思います。
ていうか、むしろ戦力や戦争を巡る議論についてです(笑)

初めに断っておきますが、私は戦後どころかバブル景気初期に生まれたくらいなので、
戦争はまったく知りません。
紛争が続く国に行ったことがあるわけでも、軍事関係者が身近にいるわけでもありません。
あ、そういえば弟が自衛補佐官かも。

いまの日本構成メンバーの多くは、日本が戦争を始めたときどうなるかの具体的なイメージが描けていません!
まぁ誰にもわからないわけですが、でも傾向として楽観的すぎる気がします。

オリンピックやサッカーの応援で、相手国を言葉で侮辱するように、
戦争では実力を行使して相手国を侮辱します。
相手国を徹底的に侮辱するため、国全体が結束して協力することが必ず求められてきます。
「オリンピックで日本が金をとるかどうかなんて別に興味ないし、応援なんてしないよ」
という発言が周囲をヒかせるように、
「戦争だからって別に興味ないし日本に貢献はしないよ」
という発言が批判を受けることになると思います、マジで。
「は?おまえ日本人だろ?! なら日本を応援しろよ!」
「負けたら日本全体が大変なことになるんだぞ」
「お前がどうとかの問題じゃなくて、みんなが迷惑を被るんだからな」

そして、日本がどのような戦術を取るのかわかりませんが、
とりあえず現代ではまだ、国の戦力は軍事費と軍人数で数値化されています。
つまり、兵器とともにヒトが貴重な戦力となるわけです、この近代社会においても。
ではもし、国がその将来をかけて戦争を全力で行うとしたら、それはすなわち、
将来への多大な借金を積み上げて兵器を調達し、
同時に軍人の数もできる限り増やすことになります。
「これからの国のため」「これからの子孫たちのため」若い軍人たちは命を失い、借金は積み上がるのです。あは。
いや〜、戦争に勝つことでどんなステキな将来が保障されるか知りませんが、
負けたらそれでオシマイですからねぇ。
でも負けるとわかっていてケンカする人はあまりいません。
どの国も自国の勝利を信じて疑わないんでしょうねぇ。

結局得をするのは兵器を大量に当事国に売って借金させた国だったりするのでしょうが、
周囲で笑って見ていたつもりがいつの間にか戦争に巻き込まれている、なんてリスクもありますし、
そもそもそうやって益を得ている国が国際的に信頼と発言力を勝ち得るかは怪しいところです(笑)

日本が国際社会において発言力を得たいから、だからUSAとの友好関係を大事にしようと万が一しているのであれば、
それは今の時点で再度検討するに値すると思います。
世界の流れは明らかにUSAとは逆です。
戦争にしかり、環境問題にしかり(最近ようやくUSAも同調となりましたが...動機が不純やなぁ)
今、「この国と友好関係なら有利!」という特定の国なんてありません。
そもそもそうやってセコいやり方をしようとするのが間違いだし、常任理事国になれない理由ではないかと(ry

話を戻しますが、
戦争は想像以上にシビアに家計や生活を圧迫してくると思います。
それに耐える覚悟はあるか。
そこまでしてでも戦力のある『フツーの国』になりたいのか。

実際、フツーは楽だと思いますよ。継続性の点においては。
ただ、いませっかくフツーじゃない状態でなんとかうまくやってけちゃってるんだから、
いいじゃん、この平和ボケしたままで。
この戦力不在という最大のリスクは、国際社会における国の信頼関係と技術・経済・文化の魅力によって補われると私は思います。
安全保障条約に相当するものがこれらによって機能すると思います。
いまや国際関係は一対一のものではありません。
どこか国がやられるとなったら必ず関連する国が芋づる式に出てきて関与してきます。
そんな魅力ある国であればいいのだよ、日本。
それが尻馬日本の目指すべき道ではないのか?

近年中国や韓国の国民の一部が、反日運動を展開しているようですが、
そんなエセナショナリズムがあるなかで中国や韓国の政府もそれに同調するような何かしらをしないと気まずいのもわかる。
そんな政府当局の立場を察しながら、何か言われてものらりくらりとマイペースを貫き、
こちらの都合もわかってよ的に靖国行ってみたり(笑)
でも「反日運動をなんとか鎮圧しろ」みたいな他国の事情への干渉はしないところがステキ。
互いの畑にケチはつけない。日本流の人間関係の基本。
でも自分の守るべきところはちゃんとあって、
領域を侵されたらちゃんと反応して淡々と追い出す。それ以上深追いはしない。
かっこいい!
国内ではいろんな議論があるけれど、結果としてやっていることはなかなかかっこいいと思う。
刀を振りかざさない者には刀を抜かない日本が、私は好きでたまらんぞ。