四角いパレット

katataka's blog

自傷

エロ本とか見ていると、
モデルの左前腕がよく傷跡だらけだったりします。
リストカッターとはいわずとも、自傷する人は意外と多いです。
そういえば介助サークルで先輩だった人も、一見図太い性格でしたが、
ふと左手首が目に入ったとき、そこにたくさんの瘢痕を見て驚きました。
まさか自傷するような人ではないだろうという人が、自傷する側面をもっていることはよくあると思います。

自傷する理由はいろいろあるでしょうし、その対処の仕方もさまざまでしょうが、
自傷という事実は、そこから端を発して直接その背景を探ることはできないし、
結局は、普段周囲から気付かれないその人の内面を知る一つの目安にしかすぎません。
自傷が何を意味するのかはその傷跡からは読み取れないのです。
だから、自傷という事実を念頭に置きながら本人の精神的状況を聞き出していくことになります。
また、逆に自傷が見当たらないからといって緊迫した状況ではないと判断するのは危険です。
自傷は本人なりの対処方法の一つですが、それだけが対処方法とは限らないからです。
まったく対処方法を持ち合わせないまま鬱になったり自殺したりするケースも多いと思います。
また、精神状態の程度に相関して自傷が増えるというわけでもありません。

自分を傷つけること・自分を否定することで、
自分に対する罪悪感に似た感情が軽減されたり、
痛みを感じている自分に安堵したりするんですよね〜♪
経験したことないですが、そういうかんじだと思います。
自分はダメな存在なんだ、誰からも好かれず必要とされない存在なんだ、生きている自分が許せない、
そんな自分をせめて傷つけることで代償しようとする行為なんだと思います。
その精神状態にも波があって、
自傷するときは半ば朦朧とした状態で、何も考えたくないといったように目の前にある腕だけが視野にあって、それに刃を当てることがまるで課せられた作業のように、導かれるように切り付け、うっすら感じる痛みと流れ出す血に理由もわからないけど安心する......翌朝に血で汚れたシーツを見て、自傷で逃げようとした自分に落ち込み、またお風呂で傷口がしみるとまた自分の情けなさに落ち込む
んだと思います、私は経験したことないですが(笑)

自分の体を売る女性のなかにも、
そういう自傷の意味合いをもつ人は多いのではと思います。よ。