四角いパレット

katataka's blog

実習8日目、介護。

最近実習のことを書いていませんでしたが、
しっかり実習中でございます。
本日8日目です。
「え、おむつ交換を教えてもらうの初めて?」
はい、初めてです。今まで見よう見まねでやってました。
「学校とかで教えてもらわなかった?」
我が母校のエヌ学は通信なので、介護技術は自学・独学です。
「通信?!」
はい。
「で、なんの資格をとるの?」
かいごふくししです。
「えっ、しゃかいふくししとかじゃないの?!」
すみません、こんなに介護ができない私ですが一応かいごふくしし目指して実習してます。
「そりゃちゃんと教えないと!」
そんなわけで、今日の担当者(私より3つ若い女性)にはオムツのはき換え方からトランスまで一から丁寧に教えていただきました。
本当に、これまでの実習期間で得られた介護技術のほとんどを今日この方から教えていただきました。
本当に感謝しています。
オムツを背側から股間を通して腹側に回してくるときはオムツを広げないで小さくしたまま持ってくると股間の皮膚がこすれにくくて痛みも少なくなるそうです。
立たせてオムツなどを履かせるときは自分の膝(もも)で利用者さんの臀部をしっかり押さえていないと、ときに利用者さんが膝をがくっとさせて崩れ落ちてしまうことがあります。
オムツを履かせるときはしゃがみ込んではいけません。利用者さんがその上に崩れ落ちてくることがあるからです。
オムツは最後に皺がないかどうかとパットがはみ出していないかを確認します。褥瘡予防、漏れ予防のためです。
左麻痺には右に手すりのある方のトイレを。
ぼでぃめかにくす。
今まで5年間ぼちぼち私が全身性障害者の介助をしてきた経験は、
認知症があったり介助され慣れていない高齢者にはあまり役立たない部分も多いです。
またたくさんの相手を効率よく処理していく手法は、今までの個別対応とはまったく違うもので、
新鮮に感じることがたくさんあります。
これが日本の福祉の一般的な姿なのかもしれません。
ケアマネもたまにしかこない地域連携の不確かさ。(それでも相談員が懸命に走り回っています)
トイレにも十分にいけない介護者不足の職場。(それでもバルーン留置がほとんどいないのは救い。うちの介助サークルの障害者よりはマシなのかもしれません(笑))
四人室が中心の寝室。(ユニット型より前に建ったし仕方ないよね)
会話のないテーブル。(これは...現実としてどうしようもない。どの人にも会話やレクなどを楽しんでもらうのは至難のワザです)
本当、ただのふれあい実習ではなく、実際に介助などにも携わる機会をもてて良かったです。
こういう現実を認識しながら医療や福祉を考えていかなければならないのだと、肝に銘じておきます。