四角いパレット

katataka's blog

清算作業

この数日、やること成すことがすべて清算作業に思えてきます。
あの世へ行く前に身の回りを整理する気分ですな。
先ほど大学生活での授業プリントやレジュメを捨ててきました。
積み上げると高さが私の背と同じくらいありました。
ほかにもまだ今回捨てきれなかった分が段ボール何箱かあります。
また明日捨てに行きます。
そんなものなんでしょうかね。
いろいろな意味で、一つ一つのことにけりをつけていく作業です。
あるものは意外な展開ですべてを終結させ、私を呆然とさせ自信喪失に陥らせました。
あるものは私にさらなる未練を増殖させたまま、再び会う確証もなく去っていきました。
どんな清算の仕方であれ、時間がくれば自動的に幕は下ろされるのですが。

別れるときは、これが最後だと思うとよくありません。
また会えるのだと信じながらでないと別れられません。
そうですよね?
「最後の別れ」ばかりを意識していたら、
その姿を視界から離すともう自分一人では生きていけない気さえするのです。
花束をもらうと余計に仰々しくなるから嫌です。
いつものように、再会を当たり前に信じて、その場を別れたい。
「またすぐ会えますよ」
と私が言いながら、そのセリフが自分では浮ついた虚構のように思えるけれど、
そう言わないと居ても立ってもいられないから、
根拠のないことばかり口から出てきます。

確かにあのとき、重なるとまではいかないにしても、
心はかすめ空間のある場所に共存していたはずのに、
そのベクトルは二度と交わらぬままお互いそれぞれの方向へと離れていくものなのですね。
会うごとにその距離の感覚が自分ではわからなくなります。