四角いパレット

katataka's blog

とぅゃこ反省会

katataka2015-05-19


今回は,先日行われましたとぅゃこの反省会を行います.

20061126 つくば 42km195m 3h35m49s
20071125 つくば 42km195m 3h27m46s
20081130 つくば 42km195m 3h28m15s
20090927 函館 21km097.5m 1h34m17s
20100523 とぅゃこ 42km195m 3h32m35s
20100926 函館 21km097.5m 1h35m45s
20150517 とぅゃこ 42km195m 3h44m53s

実に5年ぶりのフル.
半年以上前から入念に準備を進めてきたつもりでしたが,
結局は,30代という年齢と,数日間の下準備不足とで,
過去最低記録の結果に終わってしまいました.
過去最低記録だったんですね.上でまとめてみて初めて気づきました.
初回の記録(実に9年近く前)より9分も遅いです.
実際のところ,走る前までは,3時間50分はせめて切りたい,という謙虚な思いと,
もしかしたら5年前と同じ3時間30分ちょっとくらいのタイムは出せるのでは,という期待とで挑みましたが,
終わってみれば,なんとか45分を切れた状態.公式記録は50分をなんとか切れた状態でした.
最低ラインの目標は達成できたものの,あまりすっきりしない結果です.
そしてランの内容が,さらに不満足な結果でした.

最初の8kmは,スローペースでした.
5m30s/km以上のスローペース.
最初は,こんなものかなあと思いながら同じペースに甘んじていたのですが,
いつまで待ってもペースが速まらないことに危機感を抱き,
その後,追い越しを始めました.
最初のフルと同じパターンです.
スタート時に位置が後ろすぎて,自分のペースと同じ人のところまで追いかけるのに無駄に疲労を重ねる状況.
でも仕方ありません.
スピードの緩急が大きくならないよう気を付けながら,
でも上り坂など全体のペースがゆっくりなときにコースわきから一気に追い上げていくなどして,
少しずつ,自分のペースの集団まで追いついていきました.
10kmまで走ったくらいで,今回は完走できるな,という根拠のない自信をもちました.
実際,根拠はありませんでした.
15kmすぎたころから,それまで「追い越しまくるぞ」という姿勢だったのが,
いまの周りのペースに甘んじよう,という受け身の姿勢になってしまいました.
「周りのペース」というのは,つまり「ほとんど追い越さないペース」ということで,
追い越さずに甘んじて走っていると,それは集団から徐々に引き離されている状態となります.
一定の人数に追い越されつつ,かつ一定の人数を追い越し続けなければ,ペース維持はできません.
だから,遅い人がいれば躊躇なく追い越していく気概をもたなければ,ペース維持はできません.
気合が必要です.
自分のペースの目安となる安定したランナーがいればいいのですが,
私は30kmあたりで,いい感じのペースに目星をつけても,
徐々に引き離され見えなくなりあきらめる,ということを繰り返していました.
折り返しの往復路に入ってからは1kmがとても長く感じるようになり,
往復路をすぎた30km以降は,湖岸の向こうに見える温泉街が霞んで見えることに絶望感を抱き,
心がけっこう折れていました.
給水のたびに歩くようになったのもこのへんからです.
両側上肢がしびれて,末梢循環が悪いのだろうか,これも血管内脱水のせいだろうかと,
こまめに飲水していたのですが,
いま思うと,脱水に加えてエネルギー不足の状態だったように思います.
30kmすぎは,ドーナツとか食べたい,と空腹感だったのですが,
35kmをすぎて一向にランナーズハイがおとずれないことに絶望していたころはもう空腹感もなく,
「気力が足りなかったか,気力が足りなかったか」
とばかり考えていました.
1kmがこんなにも長いものとは思いませんでした.
普段は1周4kmちょっとのコースを走っているので,
残り4kmくらいになると,普段のコースを思い描いて,もうちょっと,と思うようにしていたのですが,
体も意識も全然いうことをききません.
ただただつらい.
開眼していることすらつらい.
足が痛いとかも全然ないし,おなかが痛いとかも全然感じません.
ほんとに痛くないのか,感じないくらい全身的につらいのか,わかりません.
フィニッシュが見えても,普段なら最後の気力でがんばれるのに,
今回はペースは上がりませんでした.
なんとかジョグしている状態でした.
走り終えて,いつもその場に倒れこんで身の置き所のない例えようのない状態に陥るのが常なのですが,
今回はこれまでで一番つらい状況でした.
ここまでつらい思いをしたことはない気がします.
2日たって,いいわけがましく書きますが,
フィニッシュまでペースも上がらずぐだぐだ走った今回は,
体の状況としては仕方のないことだった.
口腔からケトン臭がすると言われました.酸っぱいにおい.
体内の糖質が枯渇していたと思われます.
朝,おにぎり1個と蒸しパン1個だけでは,
たとえラン中にどんなに補給を気を付けたとしても絶対的に足りないのですね.
いままで,フル当日の朝にそんなに食べた記憶がなかったし,
前日が飲み会だったり睡眠時間が3時間だったりという武勇伝的な記憶しかないので,
少しナメてかかってしまったのかもしれません.
しばらく,なにを口にしても吐きそうな状態で,
でも吐くともう何をとっても吐き続けてしまいそうで,吐くのをぐっとこらえている状態で,
温泉につかってもからだはずっと寒気がして,
体温を維持するエネルギーすら枯渇しているのか,あるいはうつ熱・熱中症の状態なのか,
判断つきかねたまま,意識が遠のきつつ,湯船につかっていました.
その後,少し車内でぐったりしてから,ようやく嘔気も軽快し,
水や食べ物も少しずつ口に運べるようになりました.
水やお茶って,やっぱりおいしい.
スポーツドリンクばかり口にしていたせいか,ほんとうにおいしく感じました.

最後に.1日サポートしてくれてありがとうございました.