四角いパレット

katataka's blog

CPX

CPX


今日は機会あってCPXをしました.
機会があったというか,機会を作ったというのが正しいかもしれません.
心電図やマスクの装着からデータの解析まで一人で(こっそり)やりました.
一人,額から汗をだらだら流しながらエルゴから降りて自分でスイッチを止める風景はシュール.
25W ramp
Load 276 Watt, peak VO2/W 46.3 mL/kg/min (109%) (13.24 Mets), R 1.47
AT(VT) Load 78 Watt, 15.5 mL/kg/min (36.4%) (4.42 Mets), R 1.03
RCP Load 241 Watt, 41.3 mL/kg/min (11.80 Mets), R 1.33
O2 pulse 17.0 (113.4%)
nadir VE/VCO2 24.0
20代日本人男性の平均peak VO2は40くらいともいわれていますから,
まあ,標準的です.
本当はもう少しいきたかったですが,足が動かなくなり断念しました.
それはともかく,ATの値が非常に低いんです.
上記の通り,peakの36%です.
何度も見直しましたが,V-slopeのグラフは明らかにその付近で変曲し45度線を離れていっているんです.
こんなにも軽度の運動で嫌気性代謝が始まってしまうのは,
何が原因でしょう.
何のトレーニング不足なのでしょうか.
長時間維持可能な運動量は,乳酸の産生と除去(灌流)が釣り合う点(≒乳酸血中濃度4mmol/LのOBLA)付近ですが,
ラソンなどをするにあたって,この結果をどう解釈すればよいのでしょう.
容易に嫌気性状態になっちゃうけどそのままけっこうフルとかずっと走れちゃう,って感じでしょうか.
乳酸が増えても静脈灌流がすぐに乳酸を回収していったり,あるいは乳酸が増えても筋肉が意外としぶとく頑張れたりするのでしょうか.

…ATがやたらと低いことを説明する一つとして,
サドルが合わなかった,という言い訳を呈示します.
おしりのあたりにサドルが強く当たって,動脈が圧迫されていた気がするんですよね.
ていうか,私は股関節を屈曲しているとすぐに下肢がしびれてきます.
あぐらも体育座りも長時間はできません.
股関節屈曲およびサドルのフィッティング不良のせいで,
ちょっとの下肢運動で虚血に至り,嫌気性代謝に至ったのだと推測されます.
といういいわけ.
そうでないと,ATの低さの説明がつきませんよ,うん.