四角いパレット

katataka's blog

脳梗塞

勉強しててふと思ったのですが、
ヤマイだれに「蚤」で、なんて読むのでしょう?
QB(国試の過去問集)でいつもその字だけフォントがちょっと違うので、
JIS水準的に低いのかなと思い、
試しにケータイで変換してみようとしたのですが、当然できません(笑)
やまいだれ+蚤。
「そう」でいいですよね?
「蚤痒」で「そうよう」。
掻痒とも書くけど。

この年末年始、勉強が全然進んでいません(泣)
毎日、4時間ずつくらいしか。
これはヤバいです。かなりヤバい。
今日はある特別な日だったので、親と電話で話をしたのですが(家族と電話したのは数ヶ月ぶり)、
あぁ勉強しなきゃなぁと気を引き締められたにも関わらず、
やっぱり勉強は進んでいない。
最悪だぁぁ〜!

今日たまたま弟と電話をして知ったのですが、
私の祖父が10日くらい前に脳梗塞片麻痺になっていたらしい。
しかも、その脳梗塞の原因というか何というか(笑)がちょっと問題になりそうで。
俗にいう「血液をサラサラにする薬」が、
受診している2つの科それぞれで重複して処方されていたらしいんですね。
適応とした疾患がAfなのかなんなのかはわかりませんが。
で、重複処方に気づいたそれぞれの医師が「じゃぁ私が中止にしておきますね」と言って、
両方の処方とも中止されてしまったようなのです。
この「血液をサラサラにする薬」を内服中止したことと今回の脳梗塞とが、
絶対関連があるかといえばそんなことはないかもしれませんが、
関連がないともいいきれないわけですな、おそらく。
そして薬が両方とも中止になったことに気づかなかった祖父も悪いとは思いますが、
この単純ミスに気づかなかった医師や、薬剤師、その他医療スタッフも、悪くないとはいえないわけですな、おそらく。
弟は「状態が一段落したらちょっと問い詰めないとな」と、闘う気まんまんでしたが、
3か月後には向こう側の立場にあるであろう私にとっては、
ちょっくら複雑な気持ちでした(笑)
ジダンっすかねぇ。民事で争うことになるんすかねぇ。
そういえば2年近く前、臨床実習が始まってすぐのころ、
私の担当患者さんが、三枝病変に対するPCI施行中に意識障害を起こし、脳梗塞片麻痺になったことがありました。
心カテの操作と脳梗塞との関連性は明らかで、事前のICで説明していた合併症とはいえ、
その後本人や家族に状況やその関連性等についてあらためて説明していました。
私もその術後ICの場に同席させてもらいました。
先生が説明のなかで何度も「申し訳ない」とか「残念だ」とかいう言葉を口にしていて驚きました。
ただ、PCI施行という判断は最善の判断ではあったわけで、
医療側としても患者さん側としても、そのことが状況を正当化する確実な根拠となっていました。
だから「PCIしていなければもっと危なかった」という自分たちの納得のさせかたになるのですが。
「腕が動かない」と言いながら何度も何度も動かそうとベッドの上でうなる患者さんに、
私は毎日何時間もそばでその様子を見守り、話を伺っていました。
私が実習している科を移ったあとも、毎日のように彼の様子を見に行っていました。
彼がまた、祖父にちょっと似てる部分があったんですわな。
年齢とか体格とか雰囲気とか。
一人暮らしのところとか。
そしてその患者さんには、急性期からその治療、合併症、リハビリテーション
そしてSWと相談しながら自宅復帰の目処がたつまでの一通りを経験させてもらうことができました。
なんかね。
重なる部分が多くて怖いくらいです。
祖父の場合は薬の処方過誤でしたが。
なんかね。
居たたまれない気分ですね。
この気持ちを忘れないようにしないと。
担当患者さんのことも、祖父のことも。
これからの自分の医療に生かしていかないと、
本当に居たたまれなくなりますから。
* * *
(追記)
ネットで漢字を検索したら、ありました!
が、直接ここに表示できません…が、html的に書くと表示できましたぞ。
「瘙」です!JIS的には、45区4D7の7619です!