四角いパレット

katataka's blog

うんちしたくなって

ごはんを食べたらうんちがしたくなるのと同じように,
あるいはお酒を飲んだらトイレに行ってお小水をしたくなったり嘔吐したくなったりするのと同じように,
本を読めば書きたくなるってのがヒトってもんです.
そんなわけで,SAHか何かで意識障害に陥った祖母のもとに向かう主人公(男)と,その発症時を見逃したことに自責の念を抱く老人ホームの職員(女)との病室におけるまったりとしたやり取りを軸としたストーリーを考えていたのですが,
主人公が祖母に親密な思い出があるっていう設定をちまちまと説明していくのが面倒になって,いっそのこと主人公は祖母とは疎遠だったけどとりあえず危篤っぽいし見舞いに行ってみようっていう流れにしてしまおうと書き直しに取り掛かりつつ,するとせっかく書いた回想シーンに付随する風景描写が存在意義を成さなくなるので,もったいないからここでいかにも意味深な元カノさんを投入して,別れても未だにお互い精神的に依存し続ける二人っていう設定を付け加えてみようと思ったのですが,そうするとなんだか祖母の危篤と施設職員と元カノとがどうつながってくるんだっていう根本的な問題にぶつかって,まあ書いていったらそのうち収束するんじゃないかと楽観的に考えながら,ひとまずは大風呂敷を広げに広げてるっていう,ダメダメな結果が目に見えている状態です.
やっぱむずいわ.あきらめるかも,脱稿.