四角いパレット

katataka's blog

マイペースに36キロ

普段街中を走っているときは、追い抜かされることなんてほとんどないのに、
いざ本番になってみると、バンバン追い抜かされます。
いったいこの人たちはいつどこで練習しているのだろう…
といつも疑問でしたが、
どうやら私が走っている出勤直前の7時半ころや深夜1時などではなく、
朝6時とか、仕事が終わった18〜19時とかに走っていることに、最近気づきました。
生活スタイルが違うんですね、私みたいなモラトリアム学生とは。

昨日は36キロ走ってみました。
本当は42キロ走るつもりでした。
昨年、40キロを目前にしてリタイアして以降、一度もフルを走っていない…
このままではいけない、せめてエントリーせずともマイペースにフルを走りきる経験をしておかないと…
と、少し焦る気持ちもありつつ、走ってみたのですが、
周回コースを6周した36キロのところで続行を断念しました。
途中であきらめて正解でした。
1年前の経験が今に生きたのです!
途中でリタイアするという勇気!
すでに体は限界に来ておりました。
あらかじめ脱水予防に塩分と水分を積極的にとっていたのですが、
それがあだとなり15キロと25キロの2回排尿を要しました。
にもかかわらず、25キロあたりで急に体に虚脱感を生じました。
循環血液量が許容範囲を下回ったな、という感じがしました。
30キロあたりからは体がいうことをきかなくなり、それまでのキロ5分15秒前後から6分以上へ一気にペースが落ちました。
おなかの調子が悪く、家に帰るとまずトイレに行きました。
少しお茶を飲みましたが、体が受け付けず、吐きました。
吐くとすっきりしました。
1年前と同じです。
1年前はけっこう日差しが強かったので、補水が追い付かず脱水もやむなし、といったところでしたが、
今回は夜間であり気温も17℃と比較的涼しく、この状況で脱水は言い訳にはなりません。
前半で補水を300 mL程度に控えていたせいもあるかもしれませんが、
後半以降に飲んだ分は、おおよそ胃より下には通過しておらず吐いてしまいました。
なんでしょう、ランニング中は胃や腸管に血流が不足し蠕動運動が停止しているのでしょうか。
吐いた後は、飲んでもすぐ吐くのは明らかだったので、無理に飲むのはあきらめました。
あきらめて、シャワー浴びて寝ました笑
寝るころには安静時脈拍数も80台くらいまで低下しており、まあ許容範囲ということにしました。
夜間に何度か目が覚めましたが、そのたび枕元に置いた水をほんの一口ずつ飲みました。
朝起きて、尿がそれなりの量が出て安心しました。若干ミオグロビン尿ではありましたが。
体重は普段より2kg以上低下していました。
そのあと日中に飲水アンド捕食した結果、体重はあっという間に戻りました。
つまり、2000 mL程度の水分が不足していたと思われます。
そんな状態でも人間、尿を生成し循環動態を維持して生命維持できるものなのだなあと感心しました。
結論として、
私の体はもう限界で、ハーフ以上を走ると循環血液量低下に伴い
一晩は消化管の相対的虚血が遷延し水分の吸収すら不可能になって嘔吐と下痢に見舞われる。
そうなったときは一晩ただひたすら安静にして消化管への血流が戻るのを待ち、徐々に飲水し循環血液量を戻していくしかない。
本当は、脱水になる前に、走り始めの段階から、
ちゃんと補水して、汗による喪失を追いかけるようにすれば、多少はマシになるのでしょうけれど。
トイレは近いし脱水にはなるし、どうしたらいいんでしょうね、コレ。