昨日も、当番日でもなんでもないただの日当直だったはずなのですが、
救急車が発熱患者の受け入れ先を3件とか4件とか6件とか断られて、
当番病院でもなんでもない当院へ受け入れの打診の電話をしてきました。
3件は、他のCOVID-19患者対応中だったためやむなく断りました。
それでも3件はお受けしました。
本当は当院は、かかりつけでない発熱患者は原則受け入れない方針のようなのですが、
何件も断られている救急車をこれ以上たらいまわしにさせるのは、
市内の医療崩壊へつながる一端となりますから、
それはこちらとしても良心が痛むというものです。
幸い、昨日の日直および当直看護師も大変理解のある方でして、
快く受け入れを了承していただけました。
当院が少しでも市内の医療体制に貢献できていれば幸いです。
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今朝方に引き受けた救急車は市内の某歓楽街地区に位置する救急隊だったのですが、
電話口からしてやたらハイテンションで、
これは相当ヤられた1日だったのかなと思い、
引き上げの際に救急隊員へ、
この1日(救急隊は通常24時間交代です、たしか)どうでしたか、と聞いてみたところ、
「いや~、発熱もまあいましたけれど、
それより飲酒者がけっこう多くて参りました」
とおっしゃっていました。
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発熱を理由に受診先を決められず、市が指定する電話番号へ電話して相談しても解決に至らず、
「(発熱で)動けないなら救急車を呼んでください」
と案内されて救急車を呼ぶ人が絶えません。
急いで治療が必要な患者さんへの救急搬送に支障を生じてきています。
そんなこの数日の状況のなかで、
適量の飲酒はいいですけれど、
泥酔して救急車を呼ばざるを得なくなるほど飲酒されるというのは、
特にこのコロナで救急医療体制が厳しい時期には、
どうかお控えいただきたいものです。
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発熱者が皆が皆、検査するたび陽性判定になっていきます。
もう、自分を含め、いつ誰が陽性者になってもおかしくないと実感します。
あらかじめ陽性になった時のことをシミュレートしておきましょう。
そして、軽症や無症状の陽性者が医療体制を圧迫することなく、
容易に解熱鎮痛薬を入手し、あるいはあらかじめ備蓄していた市販薬を用い、
自宅に備蓄していた飲食物を摂取しながら穏やかに自宅療養し、
また重症化リスクが高く経口治療薬の投与が望ましい感染者には
速やかに医療機関から治療薬を提供される状況となり、
(この辺が調べてもわからない…当院に来た患者さんをどう案内したら早期投薬に至れるのでしょうね。本人が健康状態を日々入力しながら保健所からの連絡を何日も待つしかないのでしょうか…)
市内が、そして国内が、このパンデミックを無事乗り切っていくことを祈る限りです。